1年生の生活

3年間共に過ごす仲間との最初の1年。ホームルームづくりを大切にしています。

1年生の授業はクラス単位が基本です。入学早々の体育祭。秋の大イベント和光祭。そのほかの行事も目白押し。各クラスにはクラス運営組織がつくられ、行事や生活について話し合いを重ねます。クラスの仲間といっしょに高校生活の土台をつくりあげていく1年間です。

渡邉 晴也さん

みんなで成長できる

和光高等学校での授業は「みんな」でつくる授業だなと感じます。「みんな」というのは生徒だけではなく、先生も含みます。和光では、自分たちで考えるような授業や意見を共有する場が多くあります。授業が始まったとたんに先生が話し始めて問題を解いてそれだけで授業が終わってしまうということは少ないです。また、先生は授業を対話のような感じで行ってくれるので、先生が生徒に問いかけをして、それに生徒が答えたり、逆に生徒が先生に質問をすることもあります。先生は授業内にでた質問は基本的には授業内で返してくれますし、授業内で返しきれなかったものに関しては放課後などに教えてくれます。しかも一人一人に返してくれるのでとても分かりやすく、数学などで出てくる難しい問題が理解できないという生徒に対してもその生徒が理解できるまで丁寧に教えてくれます。

授業内では生徒同士が意見を共有したりするために1グループ4人くらいの班を作って話し合うことがよくあります。その中で意見を言い互いに意見を深め合っています。班で出た意見は授業内にクラスで共有されるのでいろいろな意見を知ることができます。たまに先生も話し合いに参加したりしていて、先生が「その考え方いいねぇ」と参考にされているような姿も見えます。こういう話し合いがあると一人で考えるよりもいろいろな意見が出るし、何より授業がより楽しくなります。

他にも、「総合」の授業の時間で一つのテーマについて自分がどう考えるのか、どうしたらいいのかなどを意見交流する授業があるのですが、その時はお互いの意見をぶつけ合って話し合いをします。熱くなりすぎて時にはちょっと気まずい空気になったりもします。けれども授業内での話し合いに全力で向き合っているというのが和光っぽいなと思うし、それが和光のいいところなんだろうなと思います。

和光は「先生と生徒が共に成長していく」というような授業があったり、自分の考えを話し、それをみんなで話し合える、そんな楽しい学校です!

江﨑 かれらさん

和光祭 ~和光の自由とは~

私が1番好きな行事は和光祭です。1年生が初めてクラスとして企画を自分たちだけでつくり上げます。先生は基本ノータッチで、いつも教室の端っこで私たちを温かく見守ってくださいます。私たち生徒が全てを決め、実行していきます。

クラス企画については、たくさんの時間をかけて話し合います。少数派?そんなの関係ありません。自分の意見を言い、他の意見は受け入れること。それが原則です。クラスの企画の準備期間は、どうしたらお客さんも自分たちも楽しめるのかどうか?前日まで考え、作業して笑い合ったとても濃く楽しい時間でした。

行事の後には総括をし、思い出や改善点、楽しかったことなどを来年に向けて共有します。私のクラスでは「感謝したいこと・人」という欄を設けると、実行委員、企画代表、そしてみんな一人一人にありがとうと言いたいとみんなが口を揃えて言っていました。「誰か」ではなく自分たちで協力しつくり上げるからこそ、一人一人が輝ける行事ができていきます。

みんなが異なるからこそ、行事や企画が生徒一人一人の力を材料に、支え合ってどんどん高く、強くなっていきます。

私が思うに行事での和光の自由とは考えられる自由、挑戦できる自由、問題と向き合って答えを見つける力を得る自由、新しい自分を見つける自由、失敗してもいい自由だと思っています。これらは決して当たり前の自由ではなく、実はとても得ることが難しいものだと思います。なぜなら決まったことに従うのではなく、自分で考え、行動する、それは失敗の可能性もあり、先が見えないからです。でも和光では失敗しても良いんです。誰かが助けてくれる、また考えればいい。それができるのは0から全て自分たちで行うからだと思います。自分を信じてみたり、仲間の声を聞いてみたり、それができないと成り立ちません。そんな道なき道を歩くようなあまりない経験を積んでいける。それがこの和光高校なのです。

高校1年生の時間割の例

1年生の選択講座

1年生には必修選択講座として芸術選択1枠が設けられています。次の4講座から選択をします。

美術

美術Ⅰ

演劇

ドラマ・映像表現

書道

書道Ⅰ

音楽Ⅰ