2年生の生活

自由に、自主的に生活時間割をつくる

2年生になると、和光高校ではさまざまな科目を含んだ選択授業が始まります。

 実習や作業を軸に学習する授業、研究と討論を軸とする授業、制作をする授業など必修授業とは違ったさまざまな内容・形態の授業を少人数で受けることができます。自分で授業を選びとっていく中で、自分が本当にやりたいことが何なのか、見つける第一歩となります。

鈴木 佑さん

自分次第で色々できます

もともと自由な中学校に通っていたので、今までの生活と比較しながら学校を選びました。和光は制服もなければ、生徒自治も確立されていて、選択授業の豊富さや自分の時間の多さが決め手になりました。また学校生活が大学受験だけを目的にしておらず、自分のしたいことに合わせられる自由度に惹かれました。入ってみると生徒自治が能動的で、物事の決定権が生徒にある程度ゆだねられているのはすごいと思っています。

2年生になると生活を自分でマネージメントする力が問われます。水曜日の半日授業の時、部活や委員会に所属していなければ時間が沢山あり、そこで何をするのか自分に問うことになります。僕は入学当初はクリエイター志望として創作活動をしたり、好きなことに費やしていきたいなと思っていました。それで2年生になり将来のことを考え始め、美術予備校に通い始めました。それゆえに学外での活動をメインにし、学校での委員会は途中で代わってもらいました。しかし委員会や部活動に明け暮れる友達もいて、そういう生活も自分らしさとお互いに認め合っています。  

A選択では「ものづくりと音」を選びました。一年間続く授業なので、説明会でワクワクしたことが一番の決め手でした。先生が接しやすかったのに加え、自分は木工によるモノ作りやギター演奏に親しみがあったので、ギター制作と2年生の大イベントである研究旅行で工場見学や釣りまであってとても魅力的に感じたからです。一番頑張ったことといえばもちろんギター制作です。僕はギターのヘッドやボディーに穴をあけるのに時間がかかりましたが、自分の実力と集中力を活かして頑張りました。創作活動がこうやって結びついていて興味深いです。こんな風にこれからも自分の力を活かしながら新しいことにどんどん挑戦していこうと思っています。

大和田 胡亜さん

大好きな部活

私は今ダンス部に入っています。ダンス部では毎年体育祭、和光祭の時にダンスを披露しています。しかし、私たちが1年生の時には、コロナのため和光祭でのオンステは開催されず、その代わりにダンス部だけで単独公演はしたものの、オンステージというものを経験したことがありませんでした。2年生になってから、コロナも徐々に緩和してきて、体育祭では全学年の前で踊ることができました。その時はグラウンドで行われたので、みんな歓声もあげてくれてすごく盛り上がりました。そして体育祭が終わり、仮入部が終わり、新しい1年生を迎えての練習が始まりました。今年は和光祭のオンステで踊れる!とみんな一生懸命練習し続け、オーディションにも無事合格することができました。そして、オンステに立てるまであと少しというところで、部活内で複数の陽性者が出てしまい、本番まで練習ができなくなってしまいました。練習が足りていないのに、このままオンステに出るのか、たくさんの団体の中でオーディションに合格したのに、ダンス部の枠を開けてしまうのかなどダンス部の中で沢山話し合いました。様々な意見をお互いに伝え合いながら、最終的にはオンステには出ずに、去年に引き続き単独公演をしようということになりました。

最初は納得できていない人もいた中、練習を重ねるうちにクオリティも上がっていき、ダンス部全体で単独公演を成功させようと一致団結していきました。その結果、来年も単独公演がいいとみんなが口にするほど、楽しく充実した公演でした。たくさんの練習を通して1・3年生みんなとも仲を深めることができて、本当に全員が全員いい人達ということにびっくりしました。

次は私たちが3年生になり、ダンス部を引っ張っていく立場になります。まだ自分がそういう立場になることに実感が湧いていないのですが、最高に楽しくて大好きな部活での残り1年を大切にしていきたいと思っています。

高校年生の時間割の例

2年生の選択講座

必修選択A講座では3泊4日の研究旅行へ

2年生では必修選択講座1枠と自由選択講座が2枠あります。「必修選択A」は全員が選択する講座枠です。各講座の授業計画には「フィールドワーク」が組み込まれており、教室の外に出てリサーチなど活動をする学習を重視しています。「必修選択A」においては、秋に講座ごと全国各地に3泊4日の研究旅行に出かけます。

必修選択A

自由選択B1

自由選択B2